退潮の要因
2000年代に入り、ブルートレインは次々と廃止されているのが実情である。
残ったものについても、複数の列車を併結した上で合理化を図るなどしている。
また、ブルートレインではないが、北海道では合理化を目的に夜行の気動車に寝台車を連結する形での運行が試みられたが、需要の減少を理由に、2007年10月のJR北海道ダイヤ改正までに、旅行シーズンのみに運行される季節列車(臨時列車)になり、2008年夏までに全廃された。
一方で、「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」といった個室中心の専用車両を用いた豪華列車は根強い人気があり、価格の安い高速バスやツアーバスも利用率が高い。
人々の嗜好が両極化する中で、ブルートレインは利用者のニーズに見合わなくなっている面もある。