車両での「ブルートレイン」

車両での「ブルートレイン」

あさかぜ 1970年代後半以降には、10系以前の在来形寝台車の経年劣化による廃車が進んだことで、既に陳腐化した20系を急行列車に用いるケースが出て来た。
この初例として、1976年に東京駅-大阪駅間運行の「銀河」、上野駅-秋田駅間運行の「天の川」、上野駅-仙台駅間運行の「新星」が挙げられる。
ただし、この3列車は共に寝台車のみで組成された「寝台急行列車」であったことから、「単なる格下げ運用」というより「特急列車並み」という表現が用いられた。
これは、当時はまだ定期特急列車に使用されていたためであるが、1980年に最後まで20系が使用されていた「あけぼの」の使用車両を24系に変更すると、20系は定期列車としては急行用車両に格下げされる格好となった。